学生募集STUDENT RECRUITMENT

学生募集

大学院生の募集

 現在、分子細胞生物学研究室では、大学院生(修士)を募集しています。生命科学分野で老化やアンチエイジング抗酸化、酸化ストレスに興味のある方、一緒に我々と研究してみませんか?学部自体のバックグラウンドは問いません。学生であってもすぐれた結果を出せば、国内はもとより海外の学会にも参加して、その成果を発表する事は可能です。また、我々は他大学や公立の研究機関、企業などと共同研究も行っています。

 私たちの研究室が目指すところは、メリハリを大事にすることです。それは、研究室ではチームワーク・コミュニケーションも大事だと考えているからです。勉強・研究するときはそれに真剣に取り組むのは当たりまえですが、息抜きも必要だと考えます。忘年会などの行事のほか、普通の時でも、時々お酒を飲んだりして交流を深めています。

 皆様の参加をお待ちしています。見学は随時受け付けています。詳細につきましては下記までご連絡ください。

連絡先

〒337-8570
さいたま市見沼区深作307
芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 分子細胞生物学研究室
Tel/048-720-6033 e-mail/koji(@)sic.shibaura-it.ac.jp
(メールを出す際は( )を外して下さい。)

研究室配属に関して

 3年生で当研究室へ配属を考えている学生の方へ研究室の基本方針をまとめました.研究室を選ぶ際の材料として下さい

  • 未知の生理機能の解明に一緒に取り組んでくれる方を歓迎します.
  • これまでの成績は一切気にしません.
  • やる気があってコツコツ出来る方を待っています.
  • 就職活動は勿論最優先で構いません.
  • 事前に必ず面談を受けて下さい.

実験動物を扱える方に限ります

 当研究室では研究材料として動物を使用しています.その為,動物に触れる事が出来る方が絶対条件です.動物アレルギーのある方は難しいかもしれません(絶対無理というわけではありませんので,相談して下さい).

これまでの成績は一切気にしません

 3年時までの成績は一切気にしません.勿論,成績が良い方は3年生まで頑張ったので誇りを持って下さい.ですが,あくまでラボへの配属を決める為の方法として,単なる「やる気」や「希望」だけでは100人もの学生さんの配属先を決められないので,成績を振り分ける際に採用している,と私は考えています.配属後はスタートラインは全員同じです.問題はそこからやるかやらないかです.一生懸命、努力していないのに「どうせ自分は成績が悪いから…」等の類を言うのは好きではありません.異なる業界や分野に就職するにせよ大学の最後の1年,思い切りラボ生活に浸かってみてはいかがでしょうか?

研究室を中心とした生活ですがアルバイト可・長期休暇もあります

 当研究室では動物や培養細胞を扱います.動物は当然のことながら生き物ですから,給餌などの世話をしなくてはいけません.培養細胞も培地交換等を行わなくてはなりません.培養細胞については長期休暇前に冷凍保存することが可能です.しかし,実験動物はそうはいきません.そのため,長期休暇は皆さんでスケジューリングして交代で取ってもらっています.「休みがない」ということはありませんので安心してください.また,研究の進み具合により「実験により帰宅が遅くなった」や「土曜日や日曜日にどうしても実験しなければいけなかった」となることもあるかもしれません.そのような場合は翌日少し遅くラボに来る,翌週の平日に休みを取る,などフレキシブルに対応しています.勿論,泊りでの実験はありません.また,友人や家族とのイベントも優先していただいて構いません.また,平日にアルバイトをすることも可能です.研究室にはコーヒーマシンも2台おいています.学生さんそれぞれで生活スタイルも違うと思います.疑問に思う点は何でも聞いてください.

 

 また研究では生体試料を用います.生体試料を用いた実験は,「コンピューターを使用した講義のレポートのように,これからバイトや用事があるからといって,保存して電源を切って自分のペースで好きな時に再開する」事は出来ません.一度開始すれば終わるのが遅くなる時もあるでしょう.また、数日間かけて行う実験もあります.この場合,休日に実験を行わなくてはならない時もあります.深夜まで毎日実験を行い,しかも休みが無い,というわけではありませんが,この事を理解したうえで一緒に研究を行ってくれる学生さんを希望します.

面談の実施

 上記に記した以外にもいろいろお伝えする事があります.3年生の方には必ず,配属希望を出す前に研究室を見学し,また教員と面談を行って下さい.なぜなら,研究内容や方針を十分に理解したうえで入っていただきたいからです.これは分子細胞生物学研究室以外でも同じ事ですが,十分に検討してからでないと,「入ってみた研究室が自分の考えていたのとは大きく違った.その為,やる気をなくした」,「教員とどうしても合わない」などの問題が起きる可能性があります.これは教員と学生双方にとって大きなデメリットです.研究室としても研究が停滞してしまいます.学生さんにとっては大学生活の最後の1年(進学する場合を除き)のほとんどを研究室で過ごすわけですから,納得のいく形で研究室に入ってもらう事が重要だと思います.いきなり教員には聞きづらい場合は,現ラボメンバーを捕まえて話でも聞いてみてください.

コミニュケーション能力のある方を希望します

 当研究室では研究以外にも色々なイベントを行う予定です.他大学の研究室との合宿や野球・テニスなどのスポーツ,飲み会などです.現在でもゼミの後などに飲み会をしています.研究生活にはメリハリが大事だと思います.遊ぶ時は思い切り遊びましょう.教員一人の小さな研究室です.なので,研究テーマは個々に違えどある種のチームワーク・結束力も大事です.アクティブで元気な学生さんを希望します.システム理工学部生は,シス工演習などでこの点は身についていると思い,あまり心配していません.

最後に

 当研究室は生命科学科の設立と同時に出来た新しい研究室です.教員も他大学の講座制のように複数いるわけではなく一人です.しかも,若手であり研究費もビックラボのように潤沢ではありません.ですが,何とか頑張って研究の世界に食らいついていこうと奮闘しています.希望する学生さんには,とにかく元気でやる気のある人を希望します.一緒に頑張って研究を行い,まだ解明されていない未知の生理機能を解明して,日本いや世界に向けて成果を発信していきましょう.

 まぁ,長々と書きましたが,興味があればやって見れば良いのです.と思いますよ.

高校生の方へ

高校生の方で,このページを見た方の為に芝浦工業大学の生命科学科について少し紹介しておきます.尚,あくまで私が勝手に書いているものなので,悪しからず.より詳しい情報は大学のHPを見て下さい.

  • システム理工学部生命科学科は4年間大宮校舎です.
  • 女性の割合は約4割です.
  • 高校時に生物を選択していなくとも大丈夫です.
  • 就職先としては,大学院・製薬・食品・化学業界が多いです.勿論、それ以外の分野もあります.

4年間大宮校舎です.

 芝浦工業大学には大宮校舎,豊洲校舎,芝浦校舎と3つの校舎がありますが,生命科学科は4年間大宮校舎です.緑が多く敷地も広い校舎で学べます.また,大宮校舎近辺には1人暮らし用のアパートもたくさんあります.学生は全国から来ています.留学生も多くはありませんがいます.特に近年は海外との交流も活発です.当研究室にも短長期含め多くの留学生が来ています.生命科学科が使用する6号館は、生命科学科発足と同時に新たに建てられた校舎でありとてもきれいです。

女性の学生の割合は約4割です.

 生命科学科には,生命科学コース・生命医工学コースがあります.女性の割合は学科全体で約4割です.この割合は,芝浦工業大学の中では1,2を争う高さです.工業大学と言う名前がついていますが,キャンパス内には普通の大学と同じように女性の学生さんもたくさんいます.工業大学と言う名前が付いているから,男性ばかりではないか?と心配する必要はありません.

生物を高校で履修していませんが・・・

 高校時に生物を選択していない方もいるでしょう.その場合,生命科学科に入学して講義等について行けるかを心配する方がいるかもしれません.ですがその必要はありません.本学は入試形態が様々です.3教科入試で生物を選択肢ない受験生もいれば,2教科入試で入学する学生もいます.つまり,入学時に基礎学力はバラバラです.その為に,1年時には今後進級して専門的な知識を学ぶためのかけ橋となるような講義がたくさんあります.「化学1,2」、「生物学1,2」、など盛りだくさんです.一番大事な事は入学してから頑張る事です.なので,現在の高校での理科の選択科目を気にする必要は全くありません.

就職について

 2012年3月に1期生が卒業しました.就職と大学院進学を合わせた率は100%でした.就職先としては、製薬会社、食品会社、化粧品会社、他です.これ以外に、現役で中高の理科教員に採用された卒業生もいます.また、東京医科歯科大学や筑波大学大学院などの他大に進学した学生もいます.毎年学生は就職活動に汗を流しています.

生命科学科のコースについて

 生命科学コースは私の分子細胞生物学研究室や食品栄養学研究室などがあり,体の内面を研究するラボが集まっています.一方,生命医工学コースは,福祉ロボットや医療機器の開発など,体の外側,ハード面について研究するラボが集まっています.学科全体のキーワードは老化であり,体の内面と外面から老化のメカニズムの解明や老化による生体機能の低下をサポートする機器の開発を目指します.近年,他大学においても生命医工学や生体医工学と言った学科も新設されているようですが,ハードとソフトの両面から研究する体制が整っているのは本学以外にあまりないと思います.

 入学後のコース変更は原則出来ません.入学試験もコース毎に異なります.同じ学科内ですが上述したようにコースが異なると学生時に受講する講義や4年時の研究内容も大きく異なりますので,受験をお考えの高校生の方はよく調べてみてください.
 ちなみに,生命科学コースの講義は,生理学・有機化学・生化学・食品栄養学・分子生物学など多彩です.

最後に

 オープンキャンパスには,ほぼ毎年参加していますので,興味がある・質問がある際には是非,声をかけて下さい.高校生の方のチャレンジをお待ちしています.オープンキャンパス以外でも事前に連絡をくれれば時間を作りますので見学等可能です.

 生命科学と名のつく学科は全国に多々あります。ですが、その生命科学科が属する学部は、理学部・工学部・薬学部・農学部など様々です。ですので、生命科学科だからと言って中身は同じではありません。入学してから、自分のやりたいこと、興味のある分野が勉強できない、などのミスマッチが無いように、よく調べてください。でないと、4年間がもったいないですよ!