院生の湯澤さん、卞さんがThe 40th Spring Conference of the Korean Society for Gerontologyにて発表しました

院生の湯澤さん、卞さんがThe 40th Spring Conference of the Korean Society for Gerontologyにて発表しました

 2023年7月13~15日に韓国の高麗大学で行われた「The 40th Spring Conference of the Korean Society for Gerontology & Korea-Japan Joint Symposium」にて、院生の湯澤さん、卞さん(ベンさん)が発表しました。

 

湯澤さん:「Effect of extract-added water derived from deep sea water on locomotor function in aged mice」

 私の研究では、海洋深層水を飲用することでどのような効果があるのか検討をしています。
 海洋深層水とは深海200m以下から採取することができる海水であり、マグネシウムやカルシウムといったミネラルが多く含まれています。本研究では、海洋深層水を運動機能が衰えた老齢マウスに与えました。同時にマウスに運動トレーニングを行うことで海洋深層水投与によって運動機能が向上するのか検討しました。

 

卞さん:「Effects of tocotrienols on obesity and cognitive function in diet-induced obesity mice」

 肥満は認知機能障害の危険因子ですが、詳細な発症メカニズムは分かっていません。

 当研究室では、肥満による脳の酸化で認知機能が低下し、抗酸化物質の投与でその低下を抑制できるのではないかと考えました。抗酸化物質としてビタミンEの1種であるトコトリエノール(T3s)に着目し研究を進め、その過程で我々はT3sに抗肥満作用があることを見出しました。そこで抗肥満作用と認知機能に焦点を当て、T3sが肥満マウスに及ぼす影響について検討しました。