Neuroscience2022で学会発表しました

Neuroscience2022で学会発表しました

2022年11月12~16日、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで開催されたNeuroscience2022にて、福井先生と研究員の加藤さんが発表しました。

 

福井先生の演題:「Ionomycin and hydrogen peroxide induce neurite degeneration via ER and mitochondrial dysfunction」

認知症患者の脳内では、カルシウムイオンの異常や酸化(生体が錆びること)により、神経細胞が変性(形態の異常)していることが分かっています。しかし、そのメカニズムは明らかになっていません。そこで、培養神経細胞を用いて、カルシウムイオンの流入や酸化を強制的に引き起こして、細胞小器官である小胞体とミトコンドリアの変化を観察し、発表しました。
It has been well known that dysregulation of calcium ion and oxidation lead neurodegeneration in the brain of people with dementia. However, its mechanisms are unclear. In this presentation, we presented the endoplasmic reticulum and mitochondrial changes in calcium or oxidation-induced degenerated neuron.

加藤さんの演題:「Tocotrienols attenuate obesity-induced cognitive dysfunction by inhibition of brain oxidation」

実験動物を用いて肥満の研究を行う場合、肥満を誘導する方法は多数存在し、その違いにより生体に与える影響が異なります。本発表では特に、複数の肥満誘導法を用いた際の、認識機能の変化に着目し行った研究結果を報告しました。
There are many methods which induce obesity in animals, and the effects on the living body differ depending on the method. In this presentation, we presented the cognitive change in obesity model mouse which was induced using some different methods.

 

福井研の誰にでも海外で発表するチャンスがあります。一緒に研究を遂行し、世界中にその成果を報告してみませんか?興味があればいつでもご連絡ください。連絡先は下記のとおりです。