院生の岸本さん、佐藤さん、清野さん3名が受賞しました!

院生の岸本さん、佐藤さん、清野さん3名が受賞しました!

2024年10月21~23日に中国北京のKuntai Hotelにて開催されたThe 11th Biennial Meeting of the Society for Free Radical Research-Asia (SFRR-Asia) and the Chinese National Conference of Redox Biology and Medicine 2024にて、院生の岸本さん、佐藤さん、清野さんがトリプル受賞しました!!おめでとうございます。

岸本さん:SFRR Japan Young Investigator Award 2024を受賞しました!!
演題:Detection and evaluation of novel oxidizing substances in sodium hypochlorite using Trolox
次亜塩素酸ナトリウムの主成分は次亜塩素酸イオンとされていますが、次亜塩素酸イオンに酸化力がないことがTroloxと反応しないことで示されました。
また、次亜塩素酸ナトリウムには反応性が高い物質であるラジカルが存在し、この物質に酸化力があることから主成分はラジカルである可能性があります。

佐藤さん:Outstanding Poster Awardを受賞しました!!
演題:Effect of electrolytic water generated by an alkaline ionizer on the concentration change of kelp extract
昆布のグルタミン酸濃度は、15~60分間の抽出時間でpH7の水道水よりもpH10 のアルカリ性電解水の方がグルタミン酸濃度は最大128%高く、4分の1の時間で抽出できます。電子顕微鏡観察で、浸漬後わずか2分の昆布の細胞構造の変化がグルタミン酸の抽出に影響及ぼすことが判明しました。

清野さん:Asia(SFRR-Asia)にてSFRR ASIA TRAVEL AWARD supported by Taylor and Francis賞を受賞しました!!
演題:The changes of genes and protein  which affects mitochondrial fusion and fission in AD transgenic mice
近年、高齢者増加に伴い、アルツハイマー病(AD)患者の増加が示唆されています。そのため、AD治療が急務となっています。ADの病理的特徴である老人斑、神経変性は、活性酸素(ROS)の影響により突起変性が起こるとされています。我々は、ミトコンドリア由来のROS関与を示唆し、ミトコンドリアダイナミクスに関連する遺伝子・タンパク質解析によるAD関連要因を報告しました。