2022年11月4～6日、韓国ソウル大学で開催されたThe 10th Biennial Meeting of Society for Free Radical Research-Asiaで、院生の鹿目さん、岸本さん、芳賀さん、奨励研究員の加藤さんが発表をしてきました。

発表タイトル、研究内容は以下の通りです。

鹿目さん：The effect of DCP001 on adenine-induced CKD model rat

　　　　　　慢性腎臓病モデル動物に治療薬の候補物質DCP001を投与し、その効果を調べる研究をしています。

岸本さん：Structural analysis of hypochlorite by ion chromatography

　　　　　　漂白剤や洗浄に使われている次亜塩素酸ナトリウムの殺菌メカニズムは詳しくわかっていません。

　　　　　そこでpHや溶存している物質を明らかにしその物質がどのような反応を示すのか確かめ、殺菌メカニズムの解明について研究しています。

芳賀さん：Toward elucidating relationship between intracellular Ca2+ dynamics and neurite degeneration

　　　　　　アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病などの疾患に共通して見られる神経突起変性が生じるメカニズムについて、

　　　　　神経細胞を用いて研究を行っています。

加藤さん：High-fat high-sucrose diet induces cognitive decline via accumulation of brain oxidation: Its prevention by tocotrienols

　　　　　　肥満は認知症のリスクを高めますが、その原因はよく分かっていません。

　　　　　そこで、肥満による認知症発症のメカニズムの解明を目指した研究結果を発表しました。

　　　　　また、日常的に摂取可能なビタミンEによる抑制効果についても研究し、発表しました。